激務ではあるものの、一般企業と比較して給料が高いと言われるコンサルティングファーム。
しかし、コンサルティングファームと言えども年収はファームによって大きく異なります。
コンサルブライトでは、ファーム別・年齢別の平均年収を分析してみました。すると、各コンサルティングファームの年収について、「新卒で入社したお得な会社」「中途で入社するとお得な会社」など面白い違いが見えてきました。
コンサルティングファーム在籍中の方が別のファームへ転職する際にはもちろん、これからコンサルティングファームに転職しようとしている方についても、ご自身のキャリアを戦略的に歩むために必見の内容です。
目次
ファーム別・年齢別年収推移を比較
コンサルティングファーム別・年齢別に年収推移を比較すると以下のようになります。
出所:openworksを元にコンサルブライトが作成
※1:本統計はopenworksの口コミを元に作成されています。従って、口コミ投稿者の偏りがある前提でご参考くださいますようお願いいたします。
※2:本統計は、年収の保証をするものではなく、本記事による如何なる損害も本サイトは負わないものとします。
※3:本統計には、年齢別の年収情報が取得できたコンサルティングファームのみを掲載しています。
各ファームの年収の推移については、各社が設定している年収基準はもちろんのこと、プロモーションの難易度などにより年齢を重ねるにつれて年収への影響が出ているようです。
より具体的に見ていきましょう。
新卒ならデロイト トーマツの年収は総合系・IT系の中ではトップ
デロイト トーマツの25歳(スタッフ層)の平均年収は620万円程度であり、その後40歳(マネージャーからシニアマネージャー)までに平均年収1,224万円まで順調にアップします。
これは他のBig4やアクセンチュアと比較すると、100万円単位で年収が上回ります。
デロイト トーマツ コンサルティングでは、新卒の場合は大体30歳ごろにマネージャーにプロモーションする事例が多く、この時には大体1,000万円程度になると言われています。平均が840万円となっているのは、中途入社でスタッフランクで入社された方(600万円〜800万円程度)の年収が含まれていることが原因かと思います。
PWCやアクセンチュアの年収が年齢と共に上昇、デロイト トーマツを追い抜かす
最初は他のファームと比較して年収が高かったデロイト トーマツですが、年齢が上がるにつれて年収の上がり率が鈍化し、さらには、accentureやPWCに追い抜かされてしまいます。
かつてデロイト トーマツに在籍していた方のお話では、以下のように、主にプロモーションに関してのシビアの状況が伺えました。
このような意見から見ると、若手のうちは魅力的な会社かもしれませんが、マネージャー以上になるに連れて、年収アップをしていくことは非常に難しいことと言えます。
もちろん、不可能ではありませんが、運や人間関係など、自身の実力だけではコントロールできないことも乗り越えていく必要があります。
一方、アクセンチュアの方にお話を伺うと、プロモーションについては比較的スムーズに進むようです。
やはりボストンコンサルティング(BCG)の年収は若手のうちから高い
戦略コンサルティングファームボストン・コンサルティング(BCG)の30歳ごろの年収は、1,129万円とのこと。これは他の総合系・IT系のコンサルティングファームと比較すると、40歳ごろの平均年収となります。つまり、BCGに行けば、10年ほど早く受ける待遇をよくすることができるということです。(当然ながら相応のバリューを求められるとも考えられます。)
仮に、BCGが合格圏内であれば、早めにBCGを始めとする戦略系コンサルティングファームに籍を移すと、飛躍的な年収アップに繋がるかと思います。
総合系に在籍している方は早めにPWCやアクセンチュアに、できればBCGなどの戦略系に行けると年収アップの可能性あり
これらより、総合系の中でも、デロイト、KPMGやEYの方はシニアスタッフ以上になればPWCやアクセンチュアに、逆にPWCやアクセンチュアの人はBCGなどの戦略系に早めに籍を移すのがよろしいかと思います。
どのコンサルティングファームでも経験者は喉から手が出るほど求められる人材です。また、ファームによっても風土があるので、新しい経験をして視野を広げる意味でもファーム間転職をおすすめしています。
コンサルブライトでは、そのようなフォーム間転職を中心にご支援しています。
まさに今ファーム間転職をしようとしている方は転職面談をお申し込みください。コンサルブライトでは、そのようなフォーム間転職を中心にご支援しています。