フリーランスコンサルタントのなり方を徹底解説【コンサル独立ガイド】

近年、コロナ禍とリモートワークの影響もあり、フリーコンサルとして独立するコンサルティングファーム出身者が急増しています。自由な働き方や高い年収など魅力的な点も多いフリーコンサルですが、これまで正社員として働いてきたコンサルタントの方々にとってはフリーランスという未知のキャリアはどうしても不安がつきまとうもの。

今回はそのような方々のために、フリーコンサルとして独立する際の大まかなステップ「フリーコンサルタントのなり方」をご紹介します。フリーコンサルとして独立するための具体的な方法を知ることで、少しでもフリーコンサルとして独立する抵抗感を少なくしてもらえたらと思います。

以下の関連記事もご参考ください。

はじめに…おすすめのフリーコンサルエージェントのご紹介

Personaでは、数多くのフリーコンサル案件をご紹介しています。さらに、自社案件はもちろん、他社エージェントの案件も併せてご案内可能です。経験とスキルさえあれば、週2日（稼働率40%）から高収入案件をご紹介できます。
まずはご紹介案件例をご確認ください。非公開案件も多数ありますため、この機会のご登録をお勧めします。

それではここからはプロの目線としてフリーコンサルに役立つ情報をお伝えしていきます。
どの業界でも人材不足の今、外部リソースとしてフリーランスのコンサルタントの需要が増しています。
このような需要増の結果、フリーランスのコンサルタントは200万円/月を超える高額報酬の案件も見かけることも多くなってきました。（もちろんそれには相応のキャリアやスキルが必要とはなりますが。）

しかしながら、実際にフリーコンサルになるにはどうしたらいいの？と疑問を持たれる方も多くいらっしゃるかと思います。この記事では、実際にフリーコンサルになるにはどうしたら良いか、ということをまとめて行きます。

現在コンサルティングファームにいる方で独立しようとしている方、もう独立しているけど改めてやり忘れたことやヒントが無いか気になる方はぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。

フリーコンサルになるために必要はものは何か？資格はいる？

結論から言えば、「フリーコンサルになるために」必要な手続きや資格はありません。その人がフリーコンサルだと名乗ればフリーコンサルですし、さらに実際にフリーコンサルとして働いた実績があればフリーコンサルであることは疑いようがないでしょう。
（税金比率は高くなりますが）法人を設立する必要はありませんし、ホームページなども作る必要も、資格や申請も必要ありません。

そもそも、フリーコンサルになれるスペックか

フリーコンサルになるには資格は必要ないとお伝えさせていただきました。一方で、「フリーコンサルとして活動する」には当然ながらハードルがあります。フリーコンサルとして発注してもらうには、それ相応のキャリアとスキルが必要となるのです。
フリーコンサルと一言で言っても様々な内容、形態があるかと思いますが、一般的なフリーコンサルを想定すると、基本的には大手コンサルティングファーム出身者であることが前提となることが多いかと思います。
例えば、マッキンゼー・ベイン・カーニー・BCGなどの戦略ファーム、DTC・PwC・EY・KPMGなどのBig4などの大手ファームご出身の方を指します。
もちろん、この他のご出身の方もコンサルとして入ることはありますが、いわゆるコンサルプロジェクには、大手ファームご出身の方が多いかと思いますし、また、クライアントの方も望まれています。

需要が高く、フリーコンサルタントとして活躍されている方の出身ファーム一覧は以下となります。（あくまで一例です。）

これら以外のファーム出身や、あるいは、究極ファーム出身でなくともフリーコンサルタントとして活動することは可能です。ただし、案件が取りにくくなったり、オファー金額が上記のファーム出身の方々よりも少なくなる傾向にはあります。（当然ながら適正や評価、スキルなどによって異なります。）

フリーランスのコンサルタントになるために必要なステップ

それでは実際に、フリーランスのコンサルタントになるためのステップをお伝えしていきます。先にお伝えしました通り、フリーコンサルには資格などは必要ないので、フリーコンサルになるための方法、というよりもフリーコンサルとして実際に案件に入るまでにステップ…と言った方が正しいかもしれません。

【Step1】候補となるフリーコンサル案件を探す

コンサルティングファーム所属していれば上司が仕事を取ってきて割り当ててくれます。しかし、独立したらそうはいきません。自分で仕事を探す必要があります。（ファームによりますがマネージャー以上の方ならこれまで通りですが。）
では、既にフリーランスのコンサルタントとして働いている方はどうやって案件を獲得していったのでしょうか。

主な方法としては以下のような形になるかと思います。

1.フリーランスのエージェントを利用する

コンサルティングファームから経験を軸にフリーランスになる場合、よく利用されるのがフリーランス向けのエージェントです。エージェントは、数多くの案件の中からスキルや経験の合う仕事を紹介してくれる上に、契約などの面倒な手続きも代行してくれます。

コンサルブライトがおすすめするフリーコンサルプラットフォームPersonaでも、フリーコンサルタント案件を多くご紹介しておりますので、是非ともご登録ください。

さらに、以下の記事ではその他のエージェントについてもまとめてありますのでご参考ください。

コンサルブライト

2021-03-26 11:05:23

【決定版】フリーコンサルタント案件紹介・マッチングサービス比較

https://consultant-bright.com/free_consultant_agent/

フリーコンサルが実際に案件を獲得するには様々な方法があり、フリーコンサル案件紹介サービス（エージェント）を活用することはメジャーな案件獲得方法の一つです。一方で、「エージェントが多すぎてどのエージェントに登録すればいいかわからない！」「今のエージェントと相性が悪い…」という方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、フリーランスコンサルタント向けの案件紹介サービスを紹介します。ここ数年でフリーコンサル向け案件紹介サービスは増えていますが、その特徴については実際に使ってみないとわかりにくいもの。各社...

2. クラウドソーシングサービスを利用する

フリーランス向けの仕事を探すなら、ランサーズやここならのようなクラウドソーシングサービスを利用するのも方法の1つです。ただし、クラウドソーシングの売りの一つは発注金額の「安さ」です。つまり、クラウドソーシングサービスで募集をする依頼主の案件はとても安く、通常のフリーコンサルの単価には遠く及びません。例えば、ファーム出身者がフリーコンサルをした場合、100万円/月以上となりますが、クラウドソーシングサービスでは100万円以上の案件はなかなか目にすることはありません。
加えて、依頼者側もリテラシーが低いことが多く、コンサル側の提供内容の価値を理解していただけないこともあります。
もしクラウドソーシングサービスを利用するなら、このような特徴を理解した上で利用することをおすすめします。
また、リモートワークの影響で供給過多となっており、そもそもとして、マッチングすることが難しいと思いますので、おすすめはしません。

3.友人や昔の同僚から業務委託で仕事を貰う

コンサルティングファーム出身者であれば、この方法が一番おすすめできるかと思います。フリーランスとして独立した方が仕事を探す方法として昔から使われている方法は、それまで働いていた会社から仕事を紹介してもらうか、先にフリーランスになった先輩や友人などから仕事を紹介してもらう方法です。
この方法では、エージェントやクラウドソーシングサービスのような手数料がないため、報酬を全額手にできます。しかも、依頼者はあなたのスキルや経験を把握しているので、あなたに合った仕事を紹介してくれるなど、メリットの多い方法です。
しかし、知り合いからの依頼だけにその期待を裏切ることはできません。

一方で、案件が自分自身のツテが獲得できないこともありますので、その際にはエージェントなどに頼ることになるかと思います。

4.SNSで案件を募る

最近は、SNSを介して仕事を募集しているフリーランスの方も増えています。ただし、SNSを利用するにはある程度の知名度が必要なので、誰でもできる方法ではありません。
例えば、自分のWebサイトを持ちそこで情報発信しつつ、案件を募るフリーランスもいます。また、セミナーなどで講師を担当し自分の名前を知ってもらってSNSで発信もしている方もいます。

【Step2】クライアントとの面談

上記のいずれかの方法で、アサイン候補となるフリーコンサル案件を探し出し、無事に候補者となった場合、クライアントとのアサイン面談が組まれます。

この面談は、エンドクライアント（事業会社）の可能性もありますし、事業会社から案件を受注しているコンサルティングファームであることもあります。コンサルティングファームとの面談となる場合、ファームとの面談一回で内定となる場合や、ファームとエンドクライアントの2回の面談となる場合もあります。

面談相手は、エンドクライアント（事業会社）の場合は、当該プロジェクトの担当となる管理者や部長・課長クラスによる面談（および紹介者）となります。

また、ファームとの面談の場合は、当該プロジェクトの担当となるプロジェクトマネージャー（および紹介者）との面談になります。

いずれの場合においても、案件の概要説明、これまでの経歴の説明、今回の案件と関連するプロジェクトの説明と出せるバリューについて、働き方のマッチ感などが面談内容になります。

さらに踏み込んだ内容に聞かれることも多く、今回のプロジェクトにおいては重要なことは何だと思うか、今このような課題に直面しているがどうのように解決することが良いと思うか、など抽象的な質問を問われることもありますが、その点への回答の明確さにより内定の是非が分かれます。

面談時間は大体30分〜1時間程度であることが多いです。

【Step3】実際にフリーコンサルとして稼働する。

案件を獲得できれば、後は実際に稼働するのみです。フリーコンサルとしてプロジェクトに入ってしまえば、あとはファーム時代と変わりませんので慣れたものかと思います。
ここまで来れば、立派に「フリーコンサルになれた」と言えるでしょう。

このステップに入ると、契約書を締結する必要があります。クライアントから直で受注する場合にも、フリーコンサル案件紹介サービスから紹介してもらう場合においても、契約書は先方で用意してもらえることが多いです。

【参考】フリーランスのコンサルタント案件って実際どんなものがある？

このトピックでは参考情報として、どのようなフリーコンサル向け案件があるかPersona内の案件を事例にご紹介させていただきます。

戦略系案件

＜稼働率40％＞マーケティング戦略策定、実行支援

IT・PMO/SAP案件

製造機器メーカー SAP導入（海外展開フェーズ）

Personaではこの他にもフリーコンサル案件を取り扱っていますので、是非とも試しにご登録されてください。

【結論】キャリア・スキルがあれば、あとは案件に参画するだけ！今すぐフリーコンサルになろう！

以上のように、フリーコンサルには資格なども必要なく、案件さえ取れればもうフリーコンサルであると言えるのです。フリーコンサルタントになるために必要な「要素」、そして、フリーコンサルタントとして活動する「方法」をお伝えさせていただきました。
一方で、そこから「フリーコンサルであり続けること」が難しいことも事実です。顧客から評価され続けること、案件を絶え間なく取り続けること…超えるべきハードルはたくさんあります。
それでも、フリーコンサルには手取りの多さやワークライフバランスの組み立てやすさなどの魅力があります。

フリーコンサルとして独立されたい方、すでに独立しているけどより多くの案件にアクセスしたい方には、Personaがおすすめです。Personaでは、数多くのフリーコンサル案件をご紹介しています。さらに、自社案件はもちろん、他社エージェントの案件も併せてご案内可能です。経験とスキルさえあれば、週2日（稼働率40%）から高収入案件をご紹介できます。