フリーコンサル独立のリアル〜年収・稼働率・案件獲得の方法〜

フリーコンサルタントとして独立したい。
ファームに在籍している方は、そのように一度は考えることがあるのではないでしょうか。
しかしながら、フリーコンサルタント・フリーランスについては、ポジティブな面・ネガティブな面、それぞれの印象をお持ちかと思います。例えば、ポジティブな面で言えば、年収が高くなる、案件を自由に選べる、自由な働き方できる…など、そしてネガティブな面で言えば、案件が常に見つかるとは限らない、会社が代行してくれていた業務を自分でする必要がある、社会的信用が下がる…等々、なんとなくのイメージと言えば上記のものかと思います。
とは言え、実際に体験してみないと、その実態を正確には分からないもの。今回は、コンサルティングファーム出身・フリーコンサル経験者の複数名の話を集約し、フリーコンサル独立のリアルをまとめました。コンサルティングファーム在籍者で、これからフリーコンサルとして独立を検討されている方、そのつもりはまだないけど興味はある方…などにおすすめです。

フリーコンサルとして活動を続けることの難しさ

現在、コンサルティングファーム出身者が独立することは非常に容易です。コロナ禍の影響やフリーランスの市民権の獲得、働き方改革の後押しもあり、企業とフリーランスコンサルタントをマッチングするサービスが数多くリリースされています。かつては独立すると、自身で営業をして案件を取ってくるなどが必要だったものの、近年はこのようなサービスを利用することで、案件獲得をすること自体はそこまで難しく無くなってきました。

一方で、あくまで「以前よりかは」案件獲得が容易になった、とも言え、このようなサービスを使っても数ヶ月単位で案件が決まらないこともあります。そもそもフリーコンサルエージェントとはどのようなものなのか、そして、どのようなスペックであれば案件を紹介してもらえるか、実際にアサインに至りやすいかをまとめています。

[clink url=”https://consultant-bright.com/free_consultant_agent/”] [clink url=”https://consultant-bright.com/what-to-tell/”]

フリーコンサルの年収相場

ファーム在籍者が独立してフリーコンサルとなった場合、求められるスキルや業務内容がそのまま変わらない場合でも、年収は2～3倍になるケースが多いです。当たり前の話ですが、独立すると、組織に残さなければいけない利益がないため、それがそのまま自分の給与の増加分となります。（ファームに在籍されているみなさんは、自身の月あたり売上と月収の差分がどの程度かご存知でしょうか？）

【Before】一般的なコンサルティングファーム給与相場

役職	給与
アナリスト	500～800万円
コンサルタント・シニアコンサルタント	900～1300万円
マネージャー	1400～2000万円
プリンシパル・ディレクター・シニアマネージャー	2000～2500万円
パートナー	2500万円～

【After】一般的なフリーコンサルタントの報酬相場

案件	月収
戦略案件・IT案件・常駐業務支援系	130～200万円
デスクトップリサーチなど	70万円〜100万円

もちろんクライアントやプロジェクト内容により前後しますが、会社を経由しないことで月額の報酬は増える傾向にあります。

さらに、仮に日中のプロジェクト・夜間のプロジェクトと両方回した場合、手取りで月収160万といった、ファーム時代と比較しても高収入を実現することができます。ただし、その分稼働は上がりますので、プロジェクトをきちんと回せるようにプロジェクトマネジメントは必要です。（コンサルブライトで100%以上の稼動を増やすことを推奨しているわけではありません。悪しからず。）

フリーコンサルの詳細な年収解説については以下をご覧ください。

[clink url=”https://consultant-bright.com/how-salary-of-free/”]

フリーコンサルとして独立するメリット

フリーコンサルとして独立するメリットを、実際にフリーコンサルとして独立された方から集めてみました。

フリーコンサルとして独立した後に実感したメリット

• とにかく年収・手取りが高くなる。2倍〜3倍程度。
• 複数の案件を掛け持ちすることで、2倍〜3倍以上にもなる。
• 口うるさい上司がいなくなり、仕事がしやすくなる。
• 好きな時間に働ける。
• 好きな日数だけ働ける。
• 自分が関与したい案件にだけ関与でき、キャリア形成をしやすくなる。

フリーコンサルとして独立した後に実感したデメリット

• いつも希望の案件がすぐに見つかるわけではない。
• エージェントが希望と異なる案件を持ってくる。話を聞いていない。
• 案件を探すために複数のエージェントに依頼するのが面倒くさい。
• たまにハズレのクライアントに当たることがある。