Back

コンサルファーム在籍者が意外と知らない「フリーコンサル」のメリット・デメリット

「フリーコンサル」という言葉について、コンサルタントとして働かれている方は一度は聞かれたことがあるかと思います。噂の内容は様々かと思いますが…どうやら同じ稼働率であってもファーム時代の数倍の報酬を手にすることができる、案件を獲得することが難しくなる、でも報酬がかなり多いから多少案件が入らなくても大丈夫、ファーム時代ほど酷使されない…などなど。噂は様々かと思います。

だけど、実際にフリーコンサルってどうなんだろう?皆様の頭の中にはこんな疑問が湧いてくるはずです。

・稼げるとはいえ不安定じゃないの?
・そもそもどうやって案件を取るの?
・どんな案件があるの?
…などなど

今回は、そんなファーム在籍の方が意外と知らない「フリーコンサル」のメリット・デメリットをまとめました。そして、フリーコンサルにご興味をお持ちいただいた方向けに、具体的な案件紹介サービスをご紹介します。

フリーコンサルのメリット

大手コンサルティングファームで経験を積んだあと会社を辞めてフリーになる代表的なメリットは以下です。

・自分で案件を選択することができる
・報酬がアップする
・社内の人間関係から解放される(研修などのマネジメント業務から解放される)
・(大体の場合、ファーム時代よりかは)稼働時間が減る

それではフリーコンサルになるメリットをひとつひとつ解説します。

自分で案件を選択することができる。

フリーコンサルになると、自分で案件を選ぶことが可能です。ファーム時代だと、自身の上司から仕事を振り分けられていたかと思いますが、自分の好みや今後のキャリア希望を以て案件を選択することが可能です。(もちろん自身のこれまでのキャリアとかけ離れているとそもそもアサインされないことが多いですが。)

ですので、コンサルとしてのキャリアを自身の希望通りに積み重ねていくのであればフリーコンサルはまさにうってつけの方法なのです。

給与は在籍時の2~3倍になることも多い。

ファーム在籍者が独立してフリーコンサルとなった場合、求められるスキルや業務内容がそのまま変わらない場合でも、年収は2~3倍になるケースが多いです。当たり前の話ですが、独立すると、組織に残さなければいけない利益がないため、それがそのまま自分の給与の増加分となります。(ファームに在籍されているみなさんは、自身の月あたり売上と月収の差分がどの程度かご存知でしょうか?)

【Before】一般的なコンサルティングファーム給与相場
役職 給与
アナリスト 500~800万円
コンサルタント・シニアコンサルタント 900~1300万円
マネージャー 1400~2000万円
プリンシパル・ディレクター・シニアマネージャー 2000~2500万円
パートナー 2500万円~
【After】一般的なフリーコンサルタントの報酬相場
案件 月収
戦略案件・IT案件・常駐業務支援系 130~200万円
デスクトップリサーチなど 70万円〜100万円

もちろんクライアントやプロジェクト内容により前後しますが、会社を経由しないことで月額の報酬は増える傾向にあります。

さらに、仮に日中のプロジェクト・夜間のプロジェクトと両方回した場合、手取りで月収160万といった、ファーム時代と比較しても高収入を実現することができます。ただし、その分稼働は上がりますので、プロジェクトをきちんと回せるようにプロジェクトマネジメントは必要です。(コンサルブライトで100%以上の稼動を増やすことを推奨しているわけではありません。悪しからず。)

スキル次第で単価が上がりやすい

本人のスキルや処理能力次第で、ファーム時代と比較して何倍もの単価を上げることが出来るのも魅力です。

ファームに在籍していると、世間一般から言えば高収入ではありますが、手取りの時給単価で言うとそこまでは高くないという実情もあります。
フリーコンサルになれば、ファームが得ている利益を自分の手取りにすることができるので、現在の数倍の報酬を手取りにすることが可能です。

フリーコンサル案件自体は、ファーム時代の案件と大きく種類や難易度が異なるということもありませんので、同じ仕事・バリューであればフリーコンサルとして働いた方が時給単価は圧倒的に上がります。
また、フリーだからこそ希少価値の高いスキルと獲得しようとする論調もありますが、基本的にはファーム時代と同様のスキルが求められますので、独立後のスキルや切磋琢磨についてもファーム時代と同様の努力をすることとなり、この点についてもファーム時代と変わりありません。

常駐必須の案件もあるものの、フルリモート案件も多く存在。

フリーランスは多くの場合、案件やクライアントの要望にもよるものの、責務を果たしてさえいれば、いつ何時間働いていても問題ありません。例えば、PMO案件の場合などはどうしてもリアルタイム性の要望が高くなりますので、自分だけ夜中や土日に働くことは現実的ではないでしょう。

また、業務委託では、契約内容に指定が無い限り、アサイン先の企業は時間管理をしてはいけない(法律上指示命令はできない)こととなっています。最初の契約は必ず守られるので、例えば外資系ファームのCTO補佐案件にアサインされている方で、常駐でないメリットを活かし、子どもの保育園の送り迎えをしてからプロジェクトに参加しているケースもあります。

プロジェクトとプロジェクトの間に数ヶ月単位の休暇を取ることも可能。

アウトプットさえ出していれば、勤務時間や働く場所に捉われず、自分のライフスタイルに合わせて働くことができるのも、フリーコンサルの魅力です。
通常、コンサルティングファームに属している場合、プロジェクトが終わればすぐに次のプロジェクトで稼働することを求められます。
一方で、フリーランスであれば、自分で稼働ペースを調整できるため、3ヶ月働いて、3ヶ月休む…などというペースで働くことも可能です。

また、事前に契約しておけば、例えば12月~5月のプロジェクト中であっても休みを1カ月とることも可能です。「休みの間にもプロジェクトの話が来るのでは?」という懸念もあるかと思いますが、フリーコンサルの契約上強制的に働かせることはできませんので、そういう心配もしなくて良いのです。

企業に所属するコンサルタントの場合アサインされるプロジェクトを選ぶには限界がありますが、フリーの場合は自由に選べるだけでなく、社内のサービス残業や上司部下との付き合いに煩わされることもありません。

仕事と生活のメリハリを付けたり自分でバランスを選びたいという人には、フリーランスはおすすめの働き方です。

フリーコンサルのデメリット

これまでフリーコンサルになるメリットをお伝えしてきました。ここからはフリーコンサルとして活動した場合のデメリットについて説明していきたいと思います。

「案件受注が安定しない」「フリーコンサルとしてのクオリティが求められる」「プロジェクト期間中に営業を同時並行する必要がある」などの面も

フリーコンサルとして独立した場合、一番の問題になるのは営業問題です。

実態として、フリーコンサルは発注を受ける側であり、クライアントが契約更新をしない場合には、すぐに次の案件を自身で営業する必要があります。現在のプロジェクトをデリバリーしながら、次のプロジェクトの営業しなければならないという体力的な負荷も多く、また、当然ながら営業している間はお金はもらえないので、稼ぎがないときの資金も必要となります。

一方で、プロジェクトを受注できていない間でも、稼動していた時の単価が通常であればファーム時代の3倍〜5倍ほどになりますので、単純計算であれば3ヶ月程度は案件探しに時間をかけてもこれまでのと同様の生活ができることになります。

常にスキル磨きが必要

フリーコンサルとして高いパフォーマンスを上げるには、コンサルタントとしての専門性を磨き続ける必要があります。最近ではDX系のプロジェクトやカーボンニュートラルなどのプロジェクトの需要が多くなっています。一方で、この領域の専門家はまだまだ少ない現状です。さらに安定的に需要が高いSAP案件についても常に最新の状況をキャッチアップできている方が優先してアサインされます。
このように、その時のビジネスシーンによって求められるコンサルティングニーズは変わっていきますので、これに答える形で知見や経験、スキルを磨いていくことが必要となります。

このように自己研鑽することで、継続的な年収アップのための稼働時間あたりの単価を上げていくことが可能です。一人で稼働する以上は受ける仕事の数に限界がある以上、このようにアクティブに動いていくことが重要となるでしょう。また、過去の案件に関する魅力的な職務経歴を書いたり、スキルを客観的に証明する資格取得や講演への登壇、それから本の出版なども、自分のスキルを証明するものとして良い積み上げになrます。また、フリーコンサルは、どうしてもスポットでのプロジェクト参画になりやすい側面もあるため、大企業が保有するナレッジを享受しにくく、基本的にはスキルの切り売りになるシーンが多くなりやすいため、上記のような自己研鑽を意識することが重要になります。

雑務が増える

フリーコンサルになると契約や納税に関する事務手続きも自分でしなければなりません。プロの弁護士・税理士やオンライン秘書などに任せることも検討されることをおすすめします。独立した際の雑務をこのように外注できる手取りがあることもフリーコンサルのメリットかもしれません。

案件獲得に営業力が求められる

会社のネームバリューやパートナーの営業力で案件を取れていたサラリーマン時代と比べ、フリーになってからは自ら営業力を発揮して案件を獲得していかなければなりません。

サラリーマン時代の主要取引先を受け持ったままフリーになる人がいますが、独立当初から定期的に発注してくれる太客がいると収入はかなり安定します。

それでも、ひとつの取引先に依存するのは危険なので、お得意先を持ちながら複数の企業と継続的に付き合うなど、自分自身で情報を取捨選択してバランスを取る必要もあり、複数の会社とお付き合いをする必要があります。

サポートしてくれる上司や相談に乗ってくれる先輩もいない中、自分の腕一本で案件を獲得していかなければならないので、つらい場面でも営業力を発揮していかなければなりません。

ただ、個人で営業活動を続けることはどうしても難しいもの。そこで案件獲得の際にはフリーコンサル案件紹介サービスがおすすめです。おすすめのフリーコンサル案件紹介サービスをご紹介します。

フリーコンサルを始めるなら、フリーコンサルマッチングプラットフォームPersonaがおすすめ

Personaは、フリーコンサル案件を紹介するフリーランスエージェントです。
Personaは、自社の案件はもちろん、他社の案件も併せて紹介することができるため、より多くの案件を選択肢として持つことが可能です。
登録は3分で完了するため、ぜひお気軽にご登録ください。

フリーコンサルマッチングプラットフォーム「Persona」

フリーコンサル向け案件紹介「Persona」は、戦略系案件〜PMO案件など幅広くも多く取り扱うフリーコンサルマッチングプラットフォームです。
他社エージェントとの提携関係が強力であり、仮にPersona内でマッチする案件が少ない場合でも、他社エージェントに案件照会を行い、案件仲介を行うことが可能です。つまり、市場の存在する大部分のフリーコンサル案件に一度でアクセスできるということなのです。なので、複数のエージェントとやりとりするのが面倒、ぴったりの案件が見つからない、という方には一度登録されることをお勧めします。

さらに、コンサルティングファーム出身者がエージェントをしているため、フリーコンサルの気持ちに寄り添って案件を紹介することも魅力の一つです。

ただし、独自の審査を行っており、通過率が著しく低いことも大きな特徴です。

POINT
  • 他エージェントの案件も取り扱うサービス
  • 良い評価がもらえると類似案件での報酬アップ
  • 他のエージェントが取り扱っている案件も一括で検索可能

Persona公式サイト

 

 

無料転職面談お申し込みフォーム

ConsultantBright
ConsultantBright

This website stores cookies on your computer. Cookie Policy